明治通りコンバージョン・プロジェクト | ||
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4 : モデルケース1:Sビル | ||
以前は大手銀行が入っていたビルです。延床面積 2400 平米の 8 F建てのビルで、 1979 年竣工当時は明治通りの道路境界線から 20m までが商業地域であったので、敷地の一部分が住居地域でしたが、現在では境界線から 30m までが商業地域となったため、 375 平米の増築が可能となりました。アンケートの結果を踏まえて、風呂トイレ共同の個室をメインに 50 室つくり、ユニットバス付きワンルームを 10 部屋、二人部屋を 7 部屋設け、 70 名程度の学生が入居可能となるプランとしました。
1 Fは食堂、学習スペースとし、メインエントランスは明治通り側ではなく裏道からアプローチするように変更しました。 2 Fには 25 平米から 42 平米のバス・トイレ・ミニキッチン付の二人部屋を7部屋つくり、中央の共有スペースは吹抜で 3 F、 4 Fの共有スペースと繋げ、西側からの光が 2 Fの無窓の共有スペースまで届くように考慮しました。 3 F、 4 Fは女子学生の個室を 18 室、天井まで間仕切ることをせず、机・ベッド・収納等のユニットを配置し、風呂は 3 Fルーフテラスに増築します。 5 Fは 20 平米のワンルームタイプを 10 部屋つくります。このビルは東側が明治通り、西側が裏道に面しているので、小さな個室を設ける場合は採光の関係で中廊下型になります。 2 Fの場合は中廊下を吹抜のある共有スペースにしましたが、 5 Fは学生寮らしい雰囲気を好まない学生が住むことを前提として他階とは空間を繋がない、中廊下型の個室としました。 6 F〜 8 Fは女子寮と同様に男子学生の個室を 32 室設け、東西に抜けた共有スペースにある階段は屋上まで繋がれ、屋上には風呂場とトレーニングルームを増設しました。
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既存のビル
コンバージョン後
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つづく | ||
明治通りコンバージョン・プロジェクト
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