RHYTHM FREAKS

DJ Force's so hardcore!

フォースハハードコア

Review to Drawing Roots 1/11/97
TUE 4/11/1997
GARDEN

新宿OTOのDrawing Rootsに初めていった。OTOは思ったよりクラブっぽい雰囲気で、思ったより踊りやすそうなハコですね。すぐいっぱいになっちゃうけど。
階段上がって中に入ると奥に見えるDJはKOUJI。さすがにMOOCHYっぽいハードなセットで、前から攻めてくるオト。システムは気持ち低音が欲しい感じだけど、フロアも結構踊ってる。イイですね、アンダーグラウンドな感じで。
適度にオトに乗せてもらって1時間ほどでDJ Force。KOUJIがきつめのリズムで正面から攻めるタイプとすればForceはベースラインで後ろから押すって感じがした。流れがすっと変わっていく。
Forceのオトにのめり込んでいきながら感じたんだけど、MOOCHYのプレイっていうのはまともに受けるとどんどんつれていかれちゃう、真正面から文句無しのHARD & TRANCE。KAJIくんのは敢えていうならHIP or TRIP、かな。最もジャングルっぽい匂いがくるような。まあ踊らされるイキオイはみんな同じですけど。で、Forceなんですが、これがなんというか、やっぱりHARDCORE。

Hardcore Raverにとっては如何に踊り続けるかということはやっぱりとても重要だと思う。地を這う低音で脳揺らされて、バウンシーリズムにのっけられて、そこからカラダが流れ始めて、ベースラインにどんどん押されてオドリが昇華されていく。DJが微妙に次の曲をMIXしてくるのに煽られてオドリはどんどん先走る。くるぞくるぞ、きたっ、て感じで加速する。
ベースラインはどんどん変化しながら果てしなく続いていく。ベースラインにのってカラダも果てしなく踊る。踊り続ける。

つまりForceのプレイは踊り続けるって意味でかなりHARDCOREです。着実に流れていく。2時間3時間のプレイになるとそれがよく分かる。
この日はMIXもかなりゾクッときた。ハデじゃないけど心地よく流されていく感じで延々と。

dub squadのmonkey crewでイかされて、やられたっ、と思ってたらテンポが少し落ち着いた。気がついたら周りはかなり疲れてきてるみたい、もう殆ど踊るテンションじゃなくなってる。
ForceはここからJUNGLEをもってきた。もう踊っているのは2、3人。ところがこれがまたHARDCOREなんですよ。夜が明けてきて、結構イキきったあと、少しゆったりめに、いい感じでちょっと懐かしめの曲ガンガン。このテンションのもっていきかた、会場を埋め尽くす何百何千Hardcore Raversの群にはかなり至福の瞬間、であるはずなのですが、周りを見るとかなり残念。たとえ十人でも、踊ってさえいれば通じるモノがあったはず。
最期にそれこそHardcore Houseの名曲メドレーがかかって、元気な人は倍でとるもヨシ、ゆったり流れるもヨシって感じで終わりました。ここまでみんなが踊り続けるとホントは最高に楽しいんだけどね、きっと。
イイオトもイイDJも必要なモノだけど、どんなパーティーでも、踊り続けるレイヴァー達が本当に一番欠かせないモノだと思う。

KEEP IT HARDCORE!
GARDEN-E


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