EXPO BICENTENARIO TOKIO.CL - 2009

OSAMU ISHIYAMA LABORATORY


2010 年バルパライソプロジェクト

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チリ建国二〇〇年祭プレビュー日本展

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チリ建国二〇〇年祭プレビュー日本展 開催まで、あと 24 日

チリ建国二〇〇年祭は二〇一〇年チリのバルパライソ、サンチャゴ、他全土で開催されます。そのプレビューとしての展示会を、チリ政府よりの依頼で、早稲田大学理工学部キャンパスで開催する事になりました。会期は十一月十六日より十一月二十九日迄。チリより展示物を積み込んできたコンテナも展示スペースとして供します。ぜひお運び下さい。十一月二十八日にはフォーラム及びレセプションを催します。

石山修武研究室 石山修武

ほぼ毎日進行状況他をお知らせします。

チリ建国二〇〇年祭プレビュー日本展 開催まで、あと 32 日

Matrix for cosmopolitanism

Matrix for cosmopolitanism by Taishi Watanabe

チリ建国二〇〇年祭プレビュー日本展 開催まで、あと 51 日

十一月十六日の展示会に向けて作業のピッチを上げ始める。

チリのサンチャゴからコンテナ一台が早稲田理工キャンパスに運ばれてくる。そのコンテナをいかに使うかというのが、一つの眼目である。このコンテナはTOKYOの後は上海万博のチリ館へと運ばれる可能性が大きい。それでBOXのネームをサンチャゴ・TOKYO・上海モバイルパビリオンと名付ける事にした。

コンテナ内にはチリの三大学とコンピュータをコネクトして、参観者にダイレクトにチリと交信していただけるようにしたい。

又、昨年のGAJAPAN展に出展して、あんまり理解を得られなかった、ネパールのキルティプール計画の一部を再生させて、ミニマム・パビリオンとして 2010 年のチリ建国二〇〇年祭、バルパライソのEXPO会場隣地に、都市内農園計画をチリの大学と協同して提案するプランも、コンテナ内で見ていただけるようにしたい。

十一月二十八日の創造理工学部内でのフォーラム、レセプションもほぼ決定されたので、ラテン・アメリカに関心をお持ちの方々の広い参加を望みたい。

これから、ほぼ毎日のように、準備状況を公開してゆく。

九月二十五日

石山修武

追 チリの色鮮やかなチョウチョ 200 匹も運ばれてくるようで、昨日初めて知って仰天。どうやって見ていただけば良いのだろうか。

チリ建国二〇〇年祭プレビュー日本展 開催まで、あと 53 日

石山研究室では、カンボジアの首都プノンペンでの「ひろしまハウス」建設(2006)を、眼に視えやすい始まりの成果として、アジア、ラテンアメリカ、アフリカ地域でのプロジェクトに意図的に取り組んできました。(絶版書房アニミズム紀行シリーズ参照)

ヨーロッパの知性からは恐らく、オリエンタリズムと簡単に片付けられるような図式の中に、典型的に映るのだろうと自覚はしています。

ドイツバウハウス建築大学との協同のワークショップの継続を介して、私共はヨーロッパの単純な一元的文化主義、あるいはヨーロッパ的論理自体の枠組みからの自由を望んできました。

岡倉天心覚三以来の大アジア主義と私共の今のスタンディングポイントは異なります。

マア、色々と言いたい事は山程あるのですが、この度、チリ政府からの依頼もあり、チリ建国二〇〇年祭の、プレビューのささやかな展示を早稲田大学創造理工学部のキャンパス内で開催する事になりました。

大学のキャンパスで開催するのは単純なこと、それが会場として合理的で安価である事だけです。別に、大学キャンパスを会場とする必然はなかったのですが、チリの国力の精一杯の反映であったと考えていただきたい。

しかし、ホテルのレセプションルームでやったり、幕張メッセやら、東京テレポートでやるよりも、余程、質素で機能的である事も歴然としています。

展示のテーマは、「チリと日本の架橋」ですが、より端的には「生活とモビリティ」という事ではあるまいかとも考えております。どれ程の事が可能なのか、九月二十三日現在も未定で、視え切っていません。

が、しかし、何とかするつもりでおりますので、十一月十六日、九時オープンの会場には是非共足を運んでいただきたい。

これからたった七週間の集中的な努力、エネルギーで、いかなるモノが提示できるのか、いぶかしみながら、なおかつ楽しみに待っていただければ幸いです。

チョッと希望のある、面白い考えを提示したいと考えております。

チリ政府との協同です。アジェンデ政権の崩壊以来、チリは実は日本にとってもその戦後を集約化した如くの近代史を歩んできました。それ故の歴史に対する深い、しかし困難をともなう共感も持ち続けてきたのです。

その歴史観も含めて、ささやかに、親愛の想いを表現してみたいと考えております。開催までの経過を公開いたします。是非、会場まで足をお運び下さい。

九月二十三日

石山修武

TOKIO.CL
Gobierno de Chile, DIRAC /
Waseda University /
IshiyamaLab, Okubo 3-4-1, Shinjuku, Tokyo/
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