明治通りコンバージョン・プロジェクト |
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2 : 明治通り空きビル調査 |
理工学部建築学科石山修武研究室では、大学周辺の空きオフィスビルを学生寮にコンバージョンするプロジェクトを進めております。研究室では、 2001 年 12 月から理工学部のある明治通り沿いのオフィスビルの空室率を調査しました。靖国通りから諏訪通りまでの約 2km の範囲を歩いて、1つ 1つのビルに入って空室かどうか調べたものですが、入れ替わりの激しい地域だと思いますので、空室と示しているのはあくまでその時点でのものです。その後法務局で、大久保通りから諏訪通りまでの明治通り沿いのオフィスビルの登記簿を調べました。オフィスビル 38 棟の総床面積 62,795.12 平米のうち使われていない部屋が 11,640.46 平米、空室率 18.5 %という結果を導きました。この範囲のオフィスビルは基準階面積が 300 平米以下の中小規模のものが全体の 7 割で、 8F〜10F 建てが6割でした。また、 1970 年代前半に建てられたビルが1/3と最も多く、新耐震以前に建てられたビルが半分以上でした。都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)のオフィスビルの空室率は 8.18 %という数字が発表されていますので、それと比べましても理工周辺の 18 %というのはかなり悲惨な状態にあることがわかります。そこで、これらの空いているビルを学生寮にコンバージョンすることを提案します。
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つづく |
明治通りコンバージョン・プロジェクト
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