Editor in the Center Circle |
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編集人雑記: 丹羽太一 |
what the center circle means |
図形としてはちょうど中心に位置する円であるから、とても重要な意味があるやに写っているだろう。 このトップページのレイアウト、デザインは丹羽太一氏による。丹羽氏は車椅子の人である。実はその事の意味は私にとっては大きい。丹羽君の頭脳は明晰極まる。しかし歩行は不能である。つまり、意識と身体が分離している。この事実は実に二十一世紀的現実ではないか。コンピューターの進化により、人間は歩行から自由になりはじめている。別の言い方をするならば、コンピューターは地球上のありとあらゆる距離を0に近いものとし始めている。皆さんが私達のページと会う事もなく、書物を仲介する事もなく、のぞく事が出来るのもその典型である。それが現代だ。 だからこの中心の円らしきは、その様な現実を示そうとして、ポイントしてある。歩行せぬ人、距離の稀薄な編集長、丹羽氏の現実を、時代の中心的存在としてプロットしてみようと考えているのだ。何処まで、そんな事が表現できるのか不安でもあるが、先ずは編集長の小さなクリティークを掲示することから始めてみたい。 もう一つの円、二見浦シアターは若い建築家渡辺大志の作品である。これについては次回述べる。 石山修武 |
16 Jan 2007 |
承前 メディアというコミュニケーション領域に起きた、受け手にとっても送り手にとっても劇的な変化が、果たして物理的な空間に対する我々の認識に、そして建築の空間デザインにどう影響していくだろうか。そんなことを考えていくことにする。 丹羽太一 |
淵瀬問答 '04 |
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