星の子愛児園増築計画についてのスタディ
星の子愛児園増築棟のスタディである。
天水の流れと50ミリ厚のデッキプレートの屋根のリブ方向、そしてそれを支える構造の軸組方向を意図的にずらして、内部空間を立体的にねじるようなことを意図した。
この考えは、この建築が既存の増築であることから導き出された、全ての部材を整合させないままに集合させていくという考えに従ったものである。
2014年4月30日
渡邊大志
星の子愛児園増築棟のスタディである。
天水の流れと50ミリ厚のデッキプレートの屋根のリブ方向、そしてそれを支える構造の軸組方向を意図的にずらして、内部空間を立体的にねじるようなことを意図した。
この考えは、この建築が既存の増築であることから導き出された、全ての部材を整合させないままに集合させていくという考えに従ったものである。
2014年4月30日
渡邊大志
クライアントから星の王子様のサン・テジュクペリとル・コルビュジェを融合させよと言われて作った星の子愛児園の増築計画である。
象を飲み込んだうわばみ(サン・テジュクペリ)とJR南武線の間に架ける、風にそよぐ草屋根の下の、子供(1歳児)とお母さん、そして保育士の先生方の建築である。
2014年4月18日
中国きっての名勝地・西湖に近い美しい茶畑に建設される、富裕階層向けの集合住宅の計画である。
サイト内には茶館が建設される。
2014年4月28日
2014年4月27日
2014年4月22日
断面の検討
園庭から立面の検討
天井伏の検討
2014年4月16日
神奈川県川崎市の稲田堤駅近くの保育園、星の子愛児園の増築計画が引き続き進行中です。
10年前に石山修武研究室が設計した本棟の西側に増築する計画です。
中国杭州市西湖近く、山紫水明の地に建つ大型住宅である。杭州の山水は中国では実に独特な豊かな自然、森と水と山並みの中にある。この自然が特異な竹林の思想、そして竹林の七賢人の生き方を産み出した。
クライアントはまさにそんな杭州独特の思想、生活観の持主達である。富裕者を対象とした小さなユートピアの如くを設計せよとの依頼であった。
GA.HOUSEに出展するこの住宅はその一角を占めるクライアントの、どのように使われるのかは、かなりフレキシブル、自由自在なのである大きな館(やかた)と呼べるモノである。
杭州地方の古来の住宅、集落の公共建築に特有の光庭を内に持つ。離地の南側には茶畑が広がり、ここの住人はこの茶畑の美しい連なりを視ながら暮らすことになる。又、全体計画の一部に茶館や外来者用宿泊施設も設けよとの事で茶の文化のあるコミュニティを考えようとなった。
茶とワイン、そして健康長命を旨とする静かな生活の場が求められたのである。
構造はコンクリートラーメン造の普通の形式。使用材料は工業製品の使用を出来るだけ避け、杭州古来の伝統的なモノを多用したいと考えた。
クライアント・グループの独特の生活観、思想とでも呼べるモノを尊重したいと考えたからである。茶畑の中の微細とも言える極小の茶館、金木犀の大樹の下にしつらえられる小茶館は彼等の生活の理想を表したものだ。秋になると西湖十景のひとつに数えられる金木犀の樹林の香りが館に流れ入る。
石山修武 (『GA HOUSES 136』より引用)