ひろしまハウスINカンボジア | |
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ワークス・フォー・マイノリティ | |
掲載雑誌:GA JAPAN No.47
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2000 |
ひろしまハウス通信 2000 年 |
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『創り出す平和』に向けて - 前広島市長平岡敬氏に聞く
平岡氏は今回「創り出す平和」について考える旅の団長として一行を率いてカンボジアを訪問した。「創り出す平和」とは市長時代からの氏の平和活動を一貫しているキーワードである。
平和探究者として
石山修武研究室 菅恵子 |
7/10 ひろしまハウス in カンボジア 建設ボランティアスタート |
ボランティアリーダー、プノンペン入 石山研究室のスタッフが、ひろしまハウス建設のボランティアリーダーとして、ツアーに先んじてプノンペンに到着した。彼は、ひろしまハウスの設計・計画の担当者であり、7/10にプノンペンに着くとすぐに、渋井氏と会談、日本語学校の隣敷地に建設中の現場を視察した。彼はプノンペンではこの日本語学校に滞在する予定。 目下のところ、彼はボランティアが到着する前に彼らが仕事を始めやすいように、現場で作業している。作業中、6歳の少年が近づいて来て、仕事を手伝ってくれたことが深く印象に残ったようだ。
お知らせ
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7/28 カンボジア視察完了 ひろしまハウス建設ボランティア |
広島市民団体による「ひろしま・カンボジア平和体験ツアー」がカンボジア・プノンペンにて16日〜23日にわたって行われた。 15名に及ぶ参加者は16日広島空港を出発した後、17日プノンペン入りした。ウナローム寺院の渋井修氏や、ひろしま・カンボジア交流会に関係した地元の人々らに空港で歓迎を受けた後、ひろしまハウスを訪れた一行は、渋井氏や石山氏の説明を聞いて建設現場の二階から三階を一通見学した。その後、最初のレンガが平岡団長によって置かれた後、ボランティア一行は、ツアーのメインとなるレンガ積み作業にとりかかった。この二日間に渡る作業により、二階宿泊スペースの内壁三割程が積み上げられた。
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8/2 ひろしまハウス建設ボランティア ツアー詳細 - 1 |
7月16日広島空港を出発した、ひろしまハウス建設ボランティア一行(平岡敬前市長以下十四名「創り出す平和について考える旅」ツアー)は香港を経由して十七日、午前九時半プノンペン入りした。 ウナローム寺院の渋井修氏や、ひろしま・カンボジア市民交流会に関係した地元の人々らに空港で歓迎を受けた後、ひろしまハウスを訪れた一行は、建設現場の二階から三階を一通り見学し、渋井氏や石山の建設に関する説明を聞いた。石山は、「この場所はプノンペンで、最もロケーションの良いところ。建設途中の三階に上ってみれば一望できるが、メコン川とシュムリアップ川が丁度ぶつかり、また王宮に隣接しているという位置にある」と語った。 平岡団長によって最初のレンガが置かれた後、それぞれが用意していた軍手にレンガとこてを握って順番にレンガを積んでいった。彼等の手つきも最初はぎこちなかったが、石山の指導や先発隊として来ていたスタッフや学生のアドバイスを受けて少しずつ積み上げていった。この日の作業は到着早々であったことや、ボランティアもまだ作業に不馴れであるために長い時間をかけずに終了した。作業後、その日の体験についての感想を現場に隣接する日本語学校で述べ合い、有意義な議論が交わされた。
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8/10 ひろしまハウス建設ボランティア ツアー詳細 - 2 |
7月19日、プノンペンでのひろしまハウス建設ボランティア活動、トゥールスレーン博物館・市内見学等を終えた「創りだす平和について考える旅」一行(平岡敬団長・前広島市長以下14名)はアンコール遺跡で有名なシュムリアップに向かった。三日間の滞在中に、JSA(Japanese Government Team for Safeguarding Angkor)ディレクター杉山克己氏の案内で、世界遺産・アンコール遺跡を見学した。遺跡見学の他、ポルポト時代の処刑地跡地「キリングフィールド」や、孤児、貧しい人々、身体障害者らが自立のために技術を習得し工芸品を販売する「ハンディクラフトセンター」なども訪れた。21日午後には、「創り出す平和について考える旅」総括討論会が全員出席して行われた。トゥールスレーン博物館見学や、ひろしまハウスでのボランティア活動の感想、またハウス完成後の使われ方、ツアー事体についての意見・提案など個々が自分の考えを発表しあった。先にタイ経由で帰国する平岡氏、石山の他のメンバーらは、討論会後シュムリアップを発ち、一旦プノンペンに戻り23日無事帰国した。
討論会では様々な意見が発表され、「創り出す平和について考える旅」の総括とされた。 「黙する時間」
石山は討論会で、キリングフィールド見学後のツアー一行の様子についてこう指摘した。「キリングフィールドを訪れた後、バスの中で誰もが言葉を失っていた時間があった。この時間がこのツアーで最も重要な時間だったのではないか│。平和というものを生み出すということがどれほど困難なことであるか。我々が普段の生活では経験することのできない沈黙があの瞬間にはあった」
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ひろしまハウス通信 2001 年 |
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