唐桑七福神タオル、上野アメ横「魚草」で絶賛販売中![2013/09/30]
唐桑七福神タオル、上野アメ横で販売開始![2013/09/21]
陸前高田における動物農場及び動物病院の計画(石山修武研究室、2012-)
上野アメ横で今月開店する大橋磨州さんのお店「魚草」でお目見えすることになります。
このタオルが近々、上野アメ横で今月開店する大橋磨州さんのお店「魚草」でお目見えすることになります。詳しくは本日の日記R82をご覧下さい。
(2013.09.12更新)
ご購入いただいた方からのご反響2
東日本大震災、気仙沼唐桑地区に関して
2013年9月3日
気仙沼復幸記念・唐桑七福神タオル(黄・青)のバラ売りを開始いたします。
気仙沼復幸記念・唐桑七福神タオル(黄・青)のバラ売りを開始いたします。
1枚 1,500円(黄・青の二種類からお選び下さい)
2枚セット 2,500円
共に送料込の価格です。
気仙沼復幸祈念 唐桑七福神タオル・大唐桑茶セットのお申し込みは、下の必要事項を記入の上、[石山研究室-七福神タオル係:ishiyamalab@ishiyama.arch.waseda.ac.jp]までご連絡ください。
また、FAX、電話、郵便でも申し込みを受け付けております。
1,お名前:
2、郵便番号:
3,住所:
4,電話番号:
5,お届けする個数:
- お払込みについて -
商品をお申込み頂いた後、こちらから返信メールにて、お払込み金額をご案内いたします。
郵便局にて払込取扱票を使用してお払込ください。
入金先は以下の郵便口座です。
口座記号番号:00130-1-575941
加入者名:「町づくり支援センター」
([ 通信欄]には「唐桑七福神タオル」とご記入ください。[ ご依頼人] には、商品を申し込んだ際の「御依頼主の名前」を記入ください。)
気仙沼、唐桑復幸タオル販売について。
気仙沼復幸記念・唐桑七福神タオル(黄・青)のバラ売りを開始いたします。
1枚 1,500円(黄・青の二種類からお選び下さい)
2枚セット 2,500円
共に送料・税込みの価格です。
お申込み方法はこちら
気仙沼、唐桑復幸タオル販売について。
世田谷村日記R68に記した通り、気仙沼市自治区である唐桑に在住の被災者鈴木さんの住宅があった小鯖地区に9mもの高さの防潮堤を建設するとの通達が県及び市からやってきました。 鈴木さんは足繁くその報告会へも通い説明を聞き、結果反対し続けてゆきたいとの意見のようです。
我々は唐桑七福神のタオルセット販売に協力を続けてきました。9月3日には皆さんからの御支援もあり、集まった金の一部を鈴木さんに送りたいと思います。御支援いただいた方々にはメールにて詳細を送信いたします。
それで次の段階へ進めたいと思います。
復幸タオル販売から防潮堤に代るモノの提案についてへと歩を進めます。
勿論タオル販売は続けますけれど、お中元のシーズンも終りましたので、主力をより安価なタオルのバラ売りに切り変えてゆきたい。
そして、更に、鈴木さんの家の前に建てられようと動き始めている巨大ダム、つまりは防潮堤の無駄に代る、何ものかを提案してゆきたい。
そして、再び皆さんに声を掛けさせて頂き、それについても御支援をいただきたいのです。
詳細は追い追いこの通信でお知らせすることにして、本日は先ず、タオル販売支援に対する御礼を一言申し上げます。
そして、タオルから防潮堤問題へとステージを展開する御報告も兼ねます。
気仙沼市安波山の植樹計画においては安藤忠雄さんとの協同で2年目の植樹をいたしましたが、紅い巨大な円形の姿に咲くさるすべりはいまだに紅の色を山に視せてはくれません。
自然というのは実に近代なんてものとは異るペースでゆったりと動いているのを実感していますが、来年2014年の夏にはきっと紅く咲くでしょう。
とりあえず、近況の御報告まで。
2013年9月2日
石山修武
お申込み方法はこちら
「気仙沼・唐桑支援タオル、大唐桑茶をお買い求めください」
唐桑のタオル・桑茶の送り主の鈴木さん親子
津波による被害を受けた小鯖湾
つくづく思います。東北大津波被災地の復興は実に困難極まると。大自然の力に比べれば、どんな人間の知恵らしきも実に卑小極まります。その人間の知恵の形式とも言うべきに対する議論はあんまり在るとは思えません。
我々が微細ながら東北の気仙沼・唐桑の人々にしている事は、皆さんの力によって集まるお金を、被災者の方々に直接手渡すことです。他は今のところあんまり、支援することの根拠がわからないのです。
又、気仙沼のうしろ山とも呼ぶべき安波山に紅色のさるすべりの樹を植え続けようとしているのは、山の姿を彩る樹々、そして花の色や形を地元の人々と共にデザインして植樹することで、せめてもの自然との共生の形を示せたら、そして人々の心をしばしなぐさめられるならと考えての事です。
亡くなった方々のお墓全てに花を供する事はしたくとも出来ません。だから、大きな花のようなモノを天然の中につくり出して、亡き人や生き残っても計り知れぬ程に傷ついた人々の気持に供したいと思いました。
恥ずかしい事で、穴があったら入りたいような気持もありますが、恥ずかしがっていたら、更に何にも出来ない自分を発見するだけに終ります。
それは更に恥ずかしい事です。
こんな事しか出来なくて本当に恥ずかしい。
唐桑の鈴木茂さんから、共々命からがら山へ逃げて助かったお母さんと一緒の写真が送られてきました。
皆さんの支援を受け買っていただいているタオル、大唐桑茶の送り主です。
何故、鈴木茂さん個人を応援するのか?
それはようく鈴木茂さんを知っているわたくしの信念らしきものからです。
今、鈴木茂さんの商店を応援する事は、それは唐桑半島の人達全体を応援する事にもなるのです。
長い附合いの中からわたくしは鈴木茂さんはそういう人だと知っています。間違いありません。
彼を支援することは唐桑のみんなの為に必ずなるのです。
遠廻りにはなるでしょうが、今はそんな遠廻りこそが必須だと考えます。
以前、皆さんから御支援いただいた絵葉書購買のお金の一部は、唐桑の子供たちの学習支援へと微力ながら使われているそうです。タオルやらを買っていただいたお金は鈴木茂さんが仲間たちときっと考えて使ってくれるのです。
でも、先ず、そんな鈴木茂さんに元気になっていただくのが第一です。
こんな時にはモノづくりの前に人の気持を少し計り、以前とはちがう形へと、共に作り直す必要があるようにも思って、生意気なようですがこのような事を始めています。
タオル、大唐桑茶買ってください。
お申込み方法はこちら
【気仙沼唐桑復興支援】唐桑七福神タオル・大唐桑茶セット販売 ご支援のお願い
タオル・大唐桑茶セットをご購入頂いた石森さんと宗柳のオカミさんです。
まちづくり支援センターは昔、静岡県伊豆半島西海岸の町、松崎町産のオリーブ茶販売を手伝う事から活動を始めました。
あのオリーブ茶はどうなったのか気になって7月28日昼に松崎町の友人・森秀己さんに電話してみました。
このタオルセット販売がようやく商品発送までこぎつけて、タオルと組み合わせて「大唐桑茶」がお手許に届くようになったからです。
静岡の森さんはかつて松崎町役場で我々が手掛けた町づくりの数々を担当してくれた人で、今は退職されて悠々自適の日々を送っています。
「桑の葉のお茶は今話題になっていて、松崎でも2、3人の方がやり始めようとしています」との事でした。
「糖尿病に良いという事で注目されてます」
長く生きていると不思議な事が起きます。
何日か前に佐賀の梅木さんが訪ねてくれて、「かろき舎」の名のお茶屋さんの、お茶をいただきました。お茶との縁が続きます。
森さんには今現在のオリーブ茶の情報を下さいと頼みました。その先、もしかしたらお茶屋でもやるかも知れません。
タオルセットの附録のつもりでつめ合わせた「桑茶」が今、話題なのも知りました。なにしろ、こちらは頭コチコチのコンクリート状の業界に長く居ましたから、正直お茶に多くの関心が無い欠点を持ちます。
今日は日曜日で朝から石森さん宅の竹藪に我々のオリジナルデザイン・製作の烏絵馬と大烏を3点、とりつける作業をしました。いい年をしてまことにご苦労なことです。
それもこれも、なにしろ被災地支援のタオル・唐桑茶セットの宣伝になればと考えての事です。
昨日は石森さん宅の前のそば屋で、これもまちづくりの小さな会合を持ちました。
そして、そのついでに、タオルセットを購入していただいたそば屋のオカミさんと石森さんにモデルになってもらい、タオルの宣伝写真も撮りましたので、見ていただきたい。これ迄に60名程の方々に予約をいただきました。
とり敢えず300名程が当初の目標です。
唐桑のタオル・桑茶の送り主の鈴木さん親子の写真も送られてきました。
お母さんは津波の大難からようやく手を引かれて逃れることが出来ましたが、すでにお知らせした様に店も倉庫も何もかも失いました。是非御支援下さい。
お申込み方法はこちら
気仙沼復幸祈念 唐桑七福神タオル・大唐桑茶セット 申し込み方法のご案内 [13/06/25]
気仙沼復幸祈念 唐桑七福神タオル・大唐桑茶セットのお申し込みは、下の必要事項を記入の上、[石山研究室-七福神タオル係:ishiyamalab@ishiyama.arch.waseda.ac.jp]までご連絡ください。
また、FAX、電話、郵便でも申し込みを受け付けております。
お申し込み頂いた後、こちらから返信にて代金の支払い方法をご案内いたします。
- 申し込みの際必要な記入事項 -
1. メールアドレス:
2. 名前
3. 郵便番号
4. 住所
5. 電話番号
6. 名前:
7. 郵便番号:
8. 住所:
9. 電話番号:
10. お届けする個数:
石山修武研究室
TEL: 03-3209-2278
FAX: 03-3209-8944
〒169-8555 新宿区大久保 3-4-1 早稲田大学理工学部 55 号館 N 棟 8 階
気仙沼・唐桑復幸祈念タオルの販売について2
唐桑七福神タオル+大唐桑茶セットを発送にかかる送料の見積もりをいただきました。
近日中に、お申し込みおよびお支払いの詳しい手順についてお知らせしたいと考えております。
フェイスタオル(34cm×85cm)2枚 + 大唐桑茶 予定価格3,300円+送料。
2013 年7 月中旬より気仙沼・唐桑から発送開始予定。
先行予約を受付いたします。下記連絡先までお問い合わせ下さい。返信にて発送までの詳しいご案内を差し上げます。
石山修武研究室
TEL: 03-3209-2278
FAX: 03-3209-8944
E-mail: ishiyamalab@ishiyama.arch.waseda.ac.jp
詳しくはこちら気仙沼・唐桑、東日本大震災、復幸祈念七福神タオル+大唐桑茶セット販売について1
偉そうに言って、我ながらイヤだが、でも日本人、特に東京の人間は世界でも殊更な忘れやすい人間達だ。たかだか二年前の東日本大震災の事など忘れ始めている。恥ずかしながら自分もそうだから、思い上がって、上から目線で言うのではない。東京人には備忘録が必要なのだ。
で、気仙沼・唐桑の唐桑七福神タオルセット・大唐桑茶の更なる大セット販売の件ですが、何と、これはどうした事でしょうか。併行して進めている、ベトナム・ダナンの日越交流センター(仮)の中心、ダナン五行山日本寺開山の為の鐘楼、その梵鐘作りの勧進願いの知らせよりも、被災地復幸祈念タオルの、つまりはその勧進に応じても良いの応信よりも少ないというのは何とした事でしょうか。前を向く未来のプロジェクトの方が、すでに過去になってしまった東日本大震災復幸祈念のホンの小さな、ケシの実のような試みよりも反応が大きい。
コレはいけません。キチンと過去も直視しようではありませんか。もう少し、タオルと唐桑茶のセットに注目してもらいたい。
ひとまずは、これ位にして。なにしろ、タオルと唐桑茶を買って下さい。買ってくれる迄ブツブツ、言い続けますぜ、これワ。
6月15日 石山修武
気仙沼復幸祈念・唐桑七福神タオル+大唐桑茶セット、タオル・デザイン、決定案に近づく
ようやく唐桑小鯖湾の鈴木商店発売のタオルデザインが煮つまってきた。繰り返し言うが小鯖湾の鈴木さんの店は津波で流された。本人は老母の手を引いて逃げギリギリ命をとりとめた。集落の復興はままならぬままだ。唐桑半島の人達には本当に色んな事を教えられた。日本常民の我慢強さ、他人へのいたわり、我欲を決して露出せぬつつしみ深さ。そして堅苦しい言葉だけど共同体への声にならぬ、しかし求めて止まぬ希求。東京では決して求めても得られぬモノばかりである。
でも東京暮しも実ワ貧しくなりつつある。そんな中で、余計なお世話は重々承知なのだが、どうしても古い友人の苦難を少しでも分けてもらおうと考えた。せめてもの東京の今は昔の消費生活どっぷり人間の気持の痛みからだ。
つくづく思うが、もう人々は津波による危難を忘れ始めている。わたしだってそうだ。でも、これを忘れたら本当は人間としてお仕舞なんだろうとは知る。古い友人の辛さは、本当のところ計り知ることも出来ぬ。わたしだって、それなりの辛さは実ワある。それはそれとしてですが、たった一人の人間の助けになって何になると言うはたやすい。何もしないずるさよりはマシなのだ。それで始めた事だが、キチンとしたい。中途半端はイケない。
で、唐桑七福神のタオルのデザインを何度かやり直している。恐らく、これが最終案になるであろう。四辺の色のフチ取りはタオル作りの現場からの声である。そして色使いにもようやくアイデアらしきも出て思い切って黄色をフチに取り入れてみた。明るい感じとなり、少しは希望が視えようかの思いも入っている。ブルーは、やっぱり海から近くで生きたい、生きねばならぬ気仙沼・唐桑の人々の願いを代弁させてもらってもいる。
そろそろ本格的な販売活動に入るつもりだ。是非、1セットでも5セットでも買って下さい。お中元の季節です。手頃だと思います。
6月15日 石山修武
気仙沼・唐桑復幸祈念タオルのデザインについて
台湾、中国大陸を股にかけ、およそ2億人の信仰者を持つと言われる媽祖グループには友人である李祖原に依頼して台湾の台中まで会いに出掛けた。 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた気仙沼、唐桑地域に媽祖グループの支援を受けたいと考えたからだ。
李祖原には気仙沼まで足を運んでもらった。
しかし、この企てはうまくいかなかった。(2013年初夏現在)
あんな、こんなの支援の手は尽くしてはいるのだが、わたくしの力不足もあり今のところ気仙沼・安波山の植樹計画くらいしかうまくいってはいない。これは安藤忠雄さんとの協同である。
今年の盛夏には津波が襲った街を見守る山に赤い巨大な図形が浮かび上がり始めるだろう。
このタオルのデザインは挫折の連続でもある支援策の、それでもまことに小さな具体策の一つになるだろう。なってほしいと思う。
唐桑七福神に関しては、このタオルセット、大唐桑茶の鈴木商店の販売を支援する次に、そこでいささかの力もたくわえてシルクロードならぬ海のシルクロードを介して南の国、ベトナムに七福神の舞を持ってゆく計画も立てている。 詳しくは石山研サイト「DIARY TO THE WEST」参照。
来年2014年春のベトナム五行山の観音祭にはダナン観世音寺よりいただいた東日本被災地への義援金への返礼の小さな何かをベトナムに届けたいと考えたりしているのである。皆さんのお力をいただきたい。
2013年6月6日 石山修武
気仙沼復幸祈念 唐桑七福神タオル・大唐桑茶セット 予約受付中!(6月4日絵柄更新)
気仙沼復幸祈念七福神タオル・大唐桑茶セットについて
タオルの絵柄について
タオルの七福神の宝船について、唐桑の人びとからも七福神を是非登場させてくれの声が上がりましたので鋭意奮闘努力して少し計り、デザイン変更しました。毎日、毎時わずかではありますが改良を続けています。
この七福神タオルで汗を流し、大唐桑茶をしみじみ呑めばですね、七福はおろか、八福、十八福、八百八十福がしずしずとやってくるのは間違いありません。 わたくし共もこのWORKを進めながら、それを祈っているような気持になります。
6月4日 石山研究室一同
気仙沼復幸祈念 唐桑七福神タオル・大唐桑茶セット 予約受付中!(6月3日更新)
鋭意制作中の第3番目のタオルに代わり、気仙沼唐桑特産「大唐桑茶」を組み合わせることにしました。
桑葉は古代中国では「仙人茶」と呼ばれ、よく飲まれてきました。 唐桑はその地名から知るように、中国とは黒潮を介して深い縁がありました。 桑葉には、健康維持に欠かせない、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラル成分が多量に含まれています。特に桑にしか含まれていないデオキシノジリマイシン(DNJ)が糖の吸収をコントロールする働きをします。現代の生活習慣病に最良であるとされています。 また、桑葉には100gの中に、41.6gもの食物繊維があり、便秘が解消されるなど女性が関心を寄せているものでもあります。
(文章の一部をリアス唐桑食と地域の絆づくり協議会のパンフレットより引用しました。)
すでにご予約をいただいた方がおられます。
更に詳細をお知らせいたします。
予定価格3,300円+送料とさせてください。
東日本大震災・気仙沼復幸祈念 唐桑七福神 タオルお中元セット/について
1988年から6年間石山研究室は現気仙沼市唐桑の唐桑臨海劇場に参加した。現気仙沼市唐桑とわざわざ書くのは、当時は唐桑は唐桑町として独立していたからである。唐桑臨海劇場についての詳細は述べぬ。唐桑町の歯科医であった佐藤和則が中心になって主催した手作りの劇場作りを核とする町づくり運動であった。この運動を介して佐藤和則は後に唐桑町長となった。我々は臨海劇場の会場設計を担当し、時に建設の手伝いも共にした。
まだ若かったブティック鈴木もその運動の渦中の人物であった。温厚な人柄で、常に人の輪の要になっていた。目立たぬように自分をいつも他人、つまり仲間(コミュニティ)の中に融け込ませているような、そんな男であった。ブティック鈴木とみんなが、わたくしまでもが呼んだのは、彼が唐桑小鯖湾の小集落で小さな洋品店を営んでいたからだ。
2011年3月11日の大津波はその洋品店も何もかも押し流した。幸い、年老いた母をようよう連れて彼は山へ逃げた。
でも何もかも失った。
先日、その鈴木茂に唐桑で再会した。昔のように穏やかな笑みを浮かべていた。しかし、少しやせて、笑みの裏にいささかの憔悴が視えた。
「こりゃあ、いかん。」
と直観した。小鯖集落は大津波に洗い流された、そのまんまである。いかん、と思ったと偉そうに言うが、彼の憔悴の現実は東京の人間には実は、いか程にもわかりようがない。それは重々、身にしみている。
でも、何か力を出さねば、それこそイカンと思ってしまった。
「仲間がみんな良くならなければ、俺だけでは、、、」と、相も変わらず言い張る彼をようやく口説いて、流されて、姿形も視えぬ鈴木商店の、いささかのお手伝いをしたい。
彼は唐桑コミュニティ、いい格好すれば、唐桑スピリッツの密やかな核心の性根を持つ人物だ。復興気仙沼・唐桑には欠かせぬ人間なのだ。コンクリートの大堤防を作る、その前にコミュニティの核心であるべき人間の魂に、少し計りの灯が燃えて欲しい。少しやせたブティック鈴木の、それでも絶やさぬ笑みに会って、心底そう思った。
それで、彼の為に、ひいては津波で無茶苦茶に破壊され、流されてしまった集落の、たった一つの商店の商売の手伝いをしたい。唐桑半島は、それはそれは美しい処である。人の心も、自然も。神様が守り、共にいた筈のところだ。
唐桑七福神については、又、少し述べたいが、今日のところはこれ迄としたい。
皆さんのお力を再びいただきたい。気仙沼・唐桑の復興を祈る絵葉書販売では随分力をいただいた。そのお金の一部は直接、唐桑の子供たちの某かのために使われているようだ。ほんのチョッピリ力になれて、ありがたい事である。
が、しかし復興は遠い!のが現実だ。
今一度、気仙沼唐桑の、小鯖にあった鈴木商店の復興のために力を貸して下さい。我々が鈴木さんと共に考案デザインし、鈴木商店製作のタオルセットを是非とも使っていただきたい。
2013年5月24日、早朝、石山修武
気仙沼復幸祈念 唐桑七福神タオル予約受け付け開始! [13/05/24]
東日本大震災で被災した気仙沼・唐桑の復幸を願い、「唐桑七福神」タオルを販売致します。詳しくは下記を御覧ください。
フェイスタオル(33cm×90cm)3枚セット:3,300 円(予定価格)
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東日本大震災・気仙沼復幸祈念 唐桑七福神 タオルお中元セット/について
1988年から6年間石山研究室は現気仙沼市唐桑の唐桑臨海劇場に参加した。現気仙沼市唐桑とわざわざ書くのは、当時は唐桑は唐桑町として独立していたからである。唐桑臨海劇場についての詳細は述べぬ。唐桑町の歯科医であった佐藤和則が中心になって主催した手作りの劇場作りを核とする町づくり運動であった。この運動を介して佐藤和則は後に唐桑町長となった。我々は臨海劇場の会場設計を担当し、時に建設の手伝いも共にした。
まだ若かったブティック鈴木もその運動の渦中の人物であった。温厚な人柄で、常に人の輪の要になっていた。目立たぬように自分をいつも他人、つまり仲間(コミュニティ)の中に融け込ませているような、そんな男であった。ブティック鈴木とみんなが、わたくしまでもが呼んだのは、彼が唐桑小鯖湾の小集落で小さな洋品店を営んでいたからだ。
2011年3月11日の大津波はその洋品店も何もかも押し流した。幸い、年老いた母をようよう連れて彼は山へ逃げた。
でも何もかも失った。
先日、その鈴木茂に唐桑で再会した。昔のように穏やかな笑みを浮かべていた。しかし、少しやせて、笑みの裏にいささかの憔悴が視えた。
「こりゃあ、いかん。」
と直観した。小鯖集落は大津波に洗い流された、そのまんまである。いかん、と思ったと偉そうに言うが、彼の憔悴の現実は東京の人間には実は、いか程にもわかりようがない。それは重々、身にしみている。
でも、何か力を出さねば、それこそイカンと思ってしまった。
「仲間がみんな良くならなければ、俺だけでは、、、」と、相も変わらず言い張る彼をようやく口説いて、流されて、姿形も視えぬ鈴木商店の、いささかのお手伝いをしたい。
彼は唐桑コミュニティ、いい格好すれば、唐桑スピリッツの密やかな核心の性根を持つ人物だ。復興気仙沼・唐桑には欠かせぬ人間なのだ。コンクリートの大堤防を作る、その前にコミュニティの核心であるべき人間の魂に、少し計りの灯が燃えて欲しい。少しやせたブティック鈴木の、それでも絶やさぬ笑みに会って、心底そう思った。
それで、彼の為に、ひいては津波で無茶苦茶に破壊され、流されてしまった集落の、たった一つの商店の商売の手伝いをしたい。唐桑半島は、それはそれは美しい処である。人の心も、自然も。神様が守り、共にいた筈のところだ。
唐桑七福神については、又、少し述べたいが、今日のところはこれ迄としたい。
皆さんのお力を再びいただきたい。気仙沼・唐桑の復興を祈る絵葉書販売では随分力をいただいた。そのお金の一部は直接、唐桑の子供たちの某かのために使われているようだ。ほんのチョッピリ力になれて、ありがたい事である。
が、しかし復興は遠い!のが現実だ。
今一度、気仙沼唐桑の、小鯖にあった鈴木商店の復興のために力を貸して下さい。我々が鈴木さんと共に考案デザインし、鈴木商店製作のタオルセットを是非とも使っていただきたい。
2013年5月24日、早朝、石山修武