from: KAI to: WATANABE

Image and Place:
いまはもうない何かを感じ取ることのできる場所を探そう。
かつてあったその時間と今の時間を繋ぐことのできる空間を。

近代能楽劇場 in Ｏ邸 2

石山研究室　渡邊大志様

「雨トイ」
　お送り頂いたトイのデザインは水面に注がれた部分に螺旋の動きがあります。人為的な水の動きを作りながら落ち着いた建築的造形で関心致しました。
　しかし、基本となっている形が少し塊のまままとまりすぎているような気もいたしました。
　デザインを更に進めていく時に水（池）の上に浮かぶ造形物として「水の持つエネルギー＝浸食作用」をあるいは「水自身が造形家であること」を切り口としてはいかがでしょうか。

「ドアハンドル」
　大きな扉を開く物語。古事記神話の「天の岩戸」をモチーフにしてはどうでしょうか。ちょうど主人公の天照大御神は太陽を神格化した神であり、太陽光発電の住宅にぴったりではないかと思いました。
　冗談ぽい文章ですが、太陽をモチーフにして考えてみることはできないかと思っています。
　それではドアハンドルについてはとりあえず、この辺で返球させていただきます。

2006.05.01　木本一之

近代能楽劇場 in プノンペン

石山研究室　渡邊さま

たいへんご無沙汰しております。
現地からメールで写真が届いたようですので送信します。
現地に行った人からも写真入手予定ですので、入手次第お知らせします。
中旬には完成予定とのことです。
Mさんの考えでは照明設備についても一気に設置との勢いです。
今の様子を完成前にお知らせした方がいいと思い写真を送付します。

広島市企画総務局企画調整部都市計画担当
Ｔ

＞＞近代能楽劇場 in ひろしまハウスはこちら−「プノンペンより」

Ｔ様

お知らせありがとうございます。現場の方とも週に一回程度メールにて報告、指示しておりますので、ご安心ください。もうすぐの完成が楽しみです。

石山研究室
担当：渡邊大志

近代能楽劇場 in Ｏ邸

（雨がぱらついている）

木本さんへ　−Ｏ邸の雨トイのスケッチをお送りします。水の舞台です。玄関の斜めガラスを伝う雨の波紋と互いに呼び合うような雨トイのデザインです。当初は全て鉄で作ろうかと思いこのようなスケッチをしました。これにガラスを組込みたいと思います。何かアイデアありますでしょうか。スケッチお待ちしております。

（返事はまだ届かない）

Ｏ邸のアプローチ
　 016 倉庫と引出し -4
　 017 倉庫と引出し -5
　 018 倉庫と引出し -6

一籌莫展：
頭で考えているときは、誰もが何かを演じていると捉えられるし、そうして何処であっても全てが演劇になり得る。ではその場合どこからを劇場とすればいいのか、その線を引くことはより大事なことのように思われる。